栗原はるみさんのこねないパンレシピ
11月の話です。
栗原はるみさんの話題レシピである「こねないパン」を作ってみました。
本屋でレシピ本を立ち読みして丸暗記したのでした。
メモとかね、写真撮ってる人をたまに見ますけどね、あれはあかんよね。
気合いで覚えなはれ!(それもどうかと思うが)
レシピをひととおり読んで思ったのは、ほんまにおいしくでいるのかなぁ?という疑い。
でも100回以上試作を繰り返して完成させたそうですから、はるみを信じるよ!
(友達かっ)
というわけで、ボウルに材料を入れてひとまとめにします。
ほんとにひとまとめにしただけ。
普通は艶やかになるまでこねるのに、ねぇほんま大丈夫?
それでは一次発酵です。
生地量が2倍の大きさになるまで2時間ほど待ちます。
レンジに発酵機能がありますが使わず、室内に放置プレイしました。
2時間後の様子。
ま、2倍になったかな?
生地を軽く丸めなおして、鍋に入れます。
このレシピは鍋ごとオーブンに入れて焼くので、オーブン対応の鍋が必要です。
私はロッジのサービングポットを使いました。
ここから二次発酵です。
生地量が1.5倍くらいになるまで1時間ほど置きます。
レシピ本には書いてませんでしたが、蓋をして10秒だけ点火してから放置プレイにしました。
ううむ、なるほど。
今までパンを焼くのに鍋ごとという考えはなかったわ。
なかなかやるやん、はるみ(呼び捨てにするな)
1時間後の様子。
ま、1.5倍になったかな?
表面に粉をふるい、レシピ本には書いてませんでしたが、イキってクープ(切れ込み)を入れました。
蓋をしていよいよ焼成です。
まず30分焼きます。
それから蓋をとって再度30分焼きます。
丸々1個焼くからか、はたまた鍋に入れて焼くからか、そのどっちもだからか、普通のパンより焼くのにえらく時間がかかります。合計1時間ですもの。
普段はパンが焼けるいいニオイが漂うのですが、いっこも漂ってきません。
そのかわり部屋中に漂うのは、カレーのニオイでした(笑)
たまにはダッチオーブンを使ってみるかと以前これでチキンカレーを作ったのですが、まさにそのニオイが漂うのです。
これがもうめちゃくちゃいいニオイで、ひとり悶絶してしまいました。
あまりににおうのでパンに染み込んでるんとちゃうか?と心配になるくらい。
まあ染み込んでたら染み込んでたでええけど。
さてさて焼きあがりました。
イキって入れたクープがめっちゃ浅くて全然切れてないという・・・
かっこわる…
しかし、フォルムはめちゃくちゃ好み。
こういう素朴な田舎パンが大好きなんです。
では切って中を見て ましょうか。
パン切り包丁を持っておらず、普通の三徳包丁でこのでっかいパンを切るのはとても大変でした。
小さなパンならなんの苦労もなく切れていたのですが、大きなパンは辛いですね。
切り口がもろもろになったし、初めてパン切り包丁が欲しいと思いましたよ。
それでは焼きたてをいただきます。
う、
ううう、
ううううう、
うまいやんけ、はるみ(だから呼び捨てにするな)
皮がパリパリで普通の強力粉で作っているのにまるでフランスパンのようです。
悔しいけど見た目に続いて味も好み。
いやいや、言うてもね、こねないパンって焼きたてはおいしいんですよ。
でもこねない分劣化が早いから翌日にはカッチカチ、これは間違いない。
スライスして保存容器に入れて翌朝確認したところ・・・
ほぉ〜ら、言わんこっちゃない、カッチカチ…
じゃないっ!
は、はるみ…
ごめん、私が悪かった。
許しておくれ。
結構やわらかいままなのにはびっくり!
うーむ、おかしい。なんでなんで???
悔しいですが、あの程度の労力でこのレベルのパンが焼けるなんて夢のようです。
ぜひまた作りたいですね。